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気管支拡張症と診断されてから抗生物質漬けの毎日を送っていました。薬を手放すきっかけから、真実探しと自分に向き合う日々のあれこれ・・・

体からのサイン(便秘)

この頃、私の体からのサインはいろいろ出ていたのですが、
薬と結びつけて、考えることは出来ませんでした。

体が丈夫ではない私には、健康こそ一番大切なものだと
ずっと思っていました。
人間健康であれば、90%は幸せを手に入れているようなもの。
健康でさえいれば、どんな苦しい状況になっても
這いつくばってでも生きていける。


心底そう思っていましたが、
どうしたらその大切な健康を維持できるのか
分るまでに時間が必要だったのかも知れません。

自分の体と向合い、声を聞き、
自分で調べ、自分で考え、自分で判断する
そんな根本的なことに自分が気付くまで
自らの体で経験することが必要だったのだと
今では思っています。



体からのサインのひとつは


便秘でした。


薬を飲む前は
どちらかと言うと、ゆるくなる性質で、
便秘とは無縁な生活を送ってきました。

ところが・・・


便秘?

ぴたっと止まったと思ったら、
まったく音沙汰がなくなり、
3日ぐらい音信不通になったと
思うと、急にお腹が張りだし、
お腹が痛くなることも。
働いているとトイレの問題もあり
大変でした。



なぜ便秘になるのか?
薬と結びつければ、いとも簡単に答えが
出てくるのだけれど、食事や年齢から
くるものだと思っていました。

抗生物質=抗菌剤
菌を殺してしまう物質ですから、腸内細菌も殺してしまうのです。
私の腸内細菌はメチャクチャなことになっていたのですね。


クラリスロマイシン錠の投与における腸内細菌叢のみだれが報告されている




ここに抗生物質が腸内細菌に与える影響が書かれていました。
抜粋します。

【抗生剤を服用すると】

◆腸内細菌を全滅させてしまいます。
◆全身のバクテリアバランスが崩れます。
カンジダ感染の原因になります。 




【抗生剤を2日間飲むと腸内細菌は全滅する】

腸には腸内細菌が住んでいます。腸が円滑に活動し消化吸収をする手助けを腸内細菌はしてくれます。その働きは様々です。腸内のpHバランスを調整してくれる菌、ビタミンを合成してくれる菌、消化を助けてくれる菌、悪玉菌の増殖を抑えてくれる菌、免疫を強化してくれる菌等々。健康に日々元気に生活するのに欠かせない人間の相棒です。健康な人間の腸内細菌の総数は実に10の14乗個で人間一人の総細胞数(10の13乗個)より桁違いに多いというのは驚きです。

ところが抗生剤を飲むと腸内のほとんどの細菌は二日程度でほぼ全滅します。それがもとの菌数に戻るまでは最低2週間は必要で長い人だと1~2ヶ月必要になってきます。「な~んだ時間がたてばもとの数に戻るんだ。」と思っていませんか?それは甘い考えです。腸内細菌が全滅する前と後では細菌の内容ががらりと変わってしまうのです。抗生剤の効かなかったカンジダ菌(カビ菌)や悪玉菌が他の細菌が留守である事をいいことにどんどん縄張りを拡大して増えてしまうのです。他の細菌が戻って来たころには縄張りが無くなってしまっているのです。

ですから数が元に戻ると言っても、人間にとって有益な善玉菌が減り一方で有害な悪玉菌が増えるという結果になってしまいます。細菌の種類も実に400種類もいた細菌が20~30種類に減ってしまいます。その細菌の内容の変化は腸内のみならず口の中、鼻腔、副鼻腔、膣内、尿道等々でみられます。その結果起きることは.........
倦怠感、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎、膣カンジダ症、肛門掻痒、副鼻腔炎、腸管免疫低下、消化不良、ガス症、慢性疲労症候群腸炎、口腔カンジダ症、鷲口症、歯周病等があります。

ホリステック歯科医院【おおはし歯科クリニック】抗生物質NG、それは......


2日程度で全滅してしまう、腸内細菌たちが
長期に飲み続ければがどんなことになるか?
考えるだけでも恐ろしい・・・
腸は第2の脳と言われているくらい大切な臓器だと
後で知り、冷や水を浴びせられた気がしました。
そして今でも私の腸は元には戻っていません。
少しづつ腸内細菌のバランスを取り戻すことが出来る
よう、食事に気を付けてはいますが、長くかかりそうです。


こんな治療法もあるようで
腸の細菌状態が健康な人の便を移植する「便移植」
驚きですが、これで元にもどるならと、思わなくもないですがぁ・・・
うんこの移植 | 科学コミュニケーターブログ



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