緊急用の抗菌剤が処方される
「少しでも黄色い痰が出たら、感染だからね。
すぐ飲めるように、クラビットを渡しておいたほうがいいね。」
少しでも感染を広げることが無いように、
いつものムコダインとクラリスの他に
緊急用として、クラビット一週間分が処方されました。
手元にはいつでも飲めるようにクラビットが、保管されたのです。
感染することは恐い。
これで安心だわ・・・ そう思いました。
年に2回から3回風邪を引き、咳が3か月ほど続いたのですから、
1年の半分以上は咳をしていたことになります。
それは、いきなり飲み込むのも辛いほどの、喉の痛みから始まったり、
声枯れや、声が全く出なくなったり、
咳がいきなり始まったりといろいろでした。
そして咳が激しくなり、痰の量が増えて行きます。
色はクリーム色から真っ黄色。その後、緑色(何とも言えない、気持ちの悪い味付き)
へと変わっていき、そのうち血痰が混じるようになります。
気道のあたりに何か詰まったような、団子のような塊があるようでした。
何かがあって、薬が手に入らなくなったら、
私はいったいどうなるのだろう?
薬に頼って生きて行く、不安な気持ちを抱えながら・・・
少しでも黄色い痰が出たら、
クラビットを追加で服用し、普段はクラリスとムコダインを
服用しながら、2年くらい経った頃、
私の体は不調のサインを出し始めました。
完璧なまでに洗脳されていた私は、
薬が原因ではないかと考えることは、全く無かったのです。